【整備士が解説】DIYで使う電源の取り方まとめ(ACC/IG/常時/イルミ)
電装DIY(ドラレコ・LED・USB電源・レーダー探知機など)を行う際、
まず理解すべきなのが
「どの電源を、どこから取るか」 です。
間違った配線をすると
-
バッテリー上がり
-
電装品の誤作動
-
ヒューズ切れ
-
配線焼損
につながることもあります。
この記事では整備士の視点で、
DIYでよく使う4種類の電源(ACC/IG/常時/イルミ)
の特徴と安全な取り方をまとめます。
1. DIYで使う電源の種類(4種)
まずは車の電源を4つに分類すると理解しやすい👇
■ ① ACC電源(キーONで通電)
【向いている用途】
-
ドラレコ(常時録画なし)
-
ラジオ・ナビ
-
USB電源
-
レーダー探知機
【特徴】
-
キーをACCに回すと通電
-
エンジンOFFで切れる
-
最も使いやすくトラブルが少ない電源
■ ② IG電源(エンジンONで通電)
【向く用途】
-
シガーソケット増設
-
高負荷電装品
-
OBD機器
【特徴】
-
エンジン始動と同時に通電
-
ACCより確実にエンジン連動させたい場合に使う
■ ③ 常時電源(バッ直)
【向く用途】
-
ドラレコの駐車監視
-
常時記録するデバイス
-
メモリ保持装置
【特徴】
-
キーOFFでも電気が流れる
-
間違えるとバッテリー上がりの原因No.1
■ ④ イルミ電源(ライトのON/OFFで通電)
【向く用途】
-
車内LED
-
スイッチのバックライト
-
メーター照明
【特徴】
-
ヘッドライト・スモールライトのON/OFFに連動
-
夜だけ光らせたい電装に使う
2. 電源の取り方(ヒューズBOXから取るのが最も安全)
DIYで最も安全・確実なのは
“ヒューズBOXから電源を取る方法”。
理由👇
-
車両側配線を傷つけない
-
純正配線を切らないので故障が起きにくい
-
ヒューズで保護されるため安全性が高い
-
作業が安定して簡単
3. ヒューズ電源の種類(車によって違う)
ヒューズ形状には3種類あるので、車種に合わせる👇
-
平型(レギュラー)
-
ミニ平型(軽自動車に多い)
-
低背(トヨタ・スズキによくある)
※ 誤った形状のヒューズ電源は刺さらない&危険。
4. 電源取り手順(ACCを例に説明)
STEP1:ヒューズBOXの位置を確認
-
運転席足元
-
助手席グローブBOX裏
-
エンジンルーム内
車種により異なる。
STEP2:ACC表示のヒューズを探す
代表的には…
-
ACC
-
CIG(シガー)
-
RADIO
-
WIPER(車種によりACC連動)
ヒューズカバーの裏に配置図があることが多い。
STEP3:ヒューズを抜き、テスターで方向を確認
電気が流れる側(+側)を確認する。
STEP4:ヒューズ電源を刺す(向きが重要)
電流が流れる側 → アウト側(電装品)
電流が来る側 → イン側(車両)
向きを間違えるとヒューズが保護しなくなる。
STEP5:アースを取る
車両の金属部分(ボディアース)に接続。
塗装面はNG。
STEP6:+線と−線を固定し、配線を整理
内装の隙間・純正ハーネス沿いに固定。
ガタガタしないようにタイラップで固定。
5. IG電源・常時電源・イルミ電源の探し方
■ IG電源
-
IG
-
ENG
-
ECU-IG
などのヒューズが基本。
■ 常時電源
-
ROOM
-
DOME
-
HAZARD
-
STOP
などはキーOFFでも通電している常時電源。
■ イルミ
-
TAIL
-
PANEL
-
ILLUMI
照明系に関連するヒューズが多い。
6. 絶対にやってはいけない危険行為
❌ ギボシ無しでよじって繋げる
→ 発熱・ショートの原因
→ 必ずギボシ or カプラーを使用
❌ 3A未満の極細配線に大電力機器を接続
→ ヒューズでは守れず、純正配線が焼ける
❌ 車両配線を切断
→ 故障原因のトップ
→ DIYは“ヒューズ電源”一択でOK
❌ アースを塗装面につける
→ 導通不良 → 点灯しない/誤作動
❌ 常時電源にUSBやドラレコを直付け
→ バッテリー上がり100%
7. 初心者がつまずくポイントと対処
✔ 電装品の消費電力がわからない
→ 説明書に記載(W → Aに変換するなら A=W ÷ 12)
✔ 電線の太さがわからない
→ 0.5sqは小電力
→ 1.25sqは中電力
→ 2sq以上は高負荷
※ DIYなら1.25sqが万能
✔ ヒューズ電源の向きがわからない
→ テスターで通電方向を確認すれば確実
→ 間違えると保護されない
8. まとめ
-
ACC:使いやすい、ドラレコ・USBなどに最適
-
IG:エンジン連動させたい装置向け
-
常時:駐車監視やメモリ保持
-
イルミ:ライト連動のLEDに便利
配線DIYは
「どの電源を、どこから取るか」 が全てです。
ヒューズ電源を使えば安全に作業できるので、
初心者はまずここから覚えるのがベスト。
コメント
コメントを投稿