【整備士が解説】タイヤの製造年週(DOT)の見方|何年まで使える?中古購入の注意点
「タイヤっていつ作られたの?」
「溝はあるけど古いタイヤって危ない?」
「中古タイヤを買って大丈夫?」
タイヤは“溝”だけでなく、**製造年(ゴムの劣化)**が安全性に直結します。
特にスタッドレスタイヤは年数で性能が落ちやすく、「溝があるのに滑る」原因にもなります。
この記事では、現役整備士の視点で
製造年週(DOT)の読み方/寿命の考え方/中古タイヤで失敗しないポイントを分かりやすくまとめます。
■ 1. 製造年週(DOT)って何?
タイヤには、製造された時期を示すコードが刻印されています。
一般的に「DOT」の近く、またはタイヤ側面のどこかに 4桁の数字があり、これが重要です。
■ 2. DOT 4桁の読み方(これだけ覚えればOK)
例:2521
- **最初の2桁(25)**=製造“週”(1〜52週)
- **後ろの2桁(21)**=製造“年”(2021年)
つまり 2521 は 2021年の25週(だいたい6月頃) に作られたタイヤ、という意味です。
※4桁が見当たらない場合は、反対側の側面にあることもあります(片面だけ表示のことがある)。
■ 3. タイヤは何年まで使える?(溝があっても危険な理由)
タイヤはゴム製品なので、時間とともに劣化します。
主な劣化は以下。
- ゴムが硬くなる(グリップ低下)
- ひび割れが進む
- 内部構造の劣化リスクが上がる
実務での目安(安全側)
- 製造から5年:状態次第で交換検討
- 製造から7年以上:基本的に交換推奨寄り
- 製造から10年:安全上おすすめしにくい(使い方次第でもリスクが高い)
※保管環境(屋外放置・直射日光・高温多湿)で劣化速度は大きく変わります。
■ 4. スタッドレスタイヤは“年数”がより重要
スタッドレスは低温で柔らかさを保つゴムを使っていますが、
年数が経つと硬くなり、雪・氷での性能が大きく落ちます。
「溝が残っているのに滑る」場合、
- プラットホーム到達
- ゴム硬化(経年劣化)
がよくある原因です。
■ 5. 中古タイヤ購入で失敗しないチェックポイント
中古は当たりもありますが、外すべき地雷もあります。
✅最低限チェックする項目
- DOT(製造年週)が新しめか
- ひび割れ(サイドウォールは特に重要)
- 片減り(内側だけ減っていないか)
- パンク修理跡の有無
- 変形・ビード傷
「安いけど古い」は、結局危ない&コスパ悪いケースが多いです。
■ 6. まとめ:DOTを見れば“タイヤの履歴”が分かる
- 4桁の数字:前2桁=週、後2桁=年
- 目安:5年で検討、7年で交換寄り、10年は避けたい
- スタッドレスは年数の影響が大きい
- 中古はDOTと劣化(ひび・片減り)を必ず確認
タイヤは安全部品なので、溝だけでなく **年数(DOT)**もセットで判断するのが正解です。
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