【整備士が解説】LEDバルブが車検NGになる7つの原因|買う前と取付後のチェック
「LEDに変えたのに車検通らないって本当?」
本当です。LEDは明るいだけじゃダメで、配光(光の出方)と取付条件でNGになります。
この記事では、整備士目線で「どこがダメだと落ちるのか」を分かりやすくまとめます。
結論:車検は“明るさ”より「配光」と「カットライン」
ロービームの検査は、光が狙った位置に出ているか(配光)が重要。
LEDは合わない組み合わせだと、明るくても光が散って不合格になります。
1) LEDが車検NGになりやすい7つの原因
① カットラインが出ない(光が散る)
これが一番多い。
壁に当てた時に「境目」がボヤける、上に漏れる、左右が乱れるとアウト寄り。
② そもそもヘッドライトの種類と相性が悪い
ハロゲン用のレンズ・リフレクタに、合わないLEDを入れると配光が崩れやすい。
③ バルブの向きが合ってない(発光面の向き)
LEDは発光面が“左右を向く”想定のものが多いです。
回転調整できるタイプでも、向きがズレると配光が崩れます。
④ バルブが奥まで入ってない/固定が甘い
ロックリングの付け方ミス、Oリング噛み込み、爪の掛かり不良など。
数mmズレるだけでカットラインが崩れます。
⑤ 光軸がズレてる(取付前からズレてる場合もある)
LEDにしたタイミングで発覚しやすいだけで、元からズレてる車もあります。
車検場では光軸調整で直ることも多い。
⑥ 色温度が高すぎて見えにくい(実用上の注意)
車検そのものは「色」より配光が重要ですが、
青白すぎると雨・雪で見えにくく、結果として“危ない・疲れる”ことがあります。
⑦ そもそもバルブが不適合(規格・表示・品質)
格安品は個体差が大きく、配光が安定しないことがあります。
「同じ型番でも当たり外れ」が出ると、車検前に詰みやすい。
2) 自分でできる簡単チェック(車検前の5分点検)
夜に壁(できれば水平な場所)へ照射して確認。
チェックするポイント:
- 左右で高さが極端に違わない
- 光が上に漏れすぎてない
- カットラインが左右で揃っている
- 手前だけ明るくて奥が暗い“ムラ”が強くない
「なんか変だな」と思ったら、バルブ向き・固定・光軸が原因になりがちです。
3) 取付で失敗しないコツ(整備士的に重要)
- 取付前に、純正バルブの向きと固定を確認
- LEDの発光面の向きを意識(左右向きが基本)
- 奥まで確実に固定(ガタがあるとほぼアウト)
- 取付後に壁当てチェック→必要なら光軸調整
4) まとめ:LEDは「合う製品+正しい取付+光軸」で通る
- 明るいだけでは通らない
- 配光(カットライン)と光軸が最重要
- 取付の数mmズレで不合格になる
- 壁当てチェックで事前に防げる
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